SIBOって知っています?
SIBOって知っています?
SIBO(Small Intestinal Bacterial Overgrowth)とは
毎日楽しみにしている吉野敏明氏の動画の中でシーボという単語が出てきました。
ケーキやパンのような小麦製品はあまり咀嚼しないので、十分消化をせず、不完全な分解状態で小腸に送られると、腐敗してシーボになり、望ましくない腸内細菌叢を招く…,と言った内容だと記憶していますが、聞きなれない単語でしたので、調べてみました。
そもそもSIBOとは小腸細菌過剰増殖症のことです。
本来、小腸は大腸に比べて細菌の数は少なく、消化した食物を吸収する器官といえます。
しかしながら、様々な理由により小腸内で細菌が異常増殖すると、腹部膨満感、噯気(あいき・おくび・げっぷ)、腹痛、腹鳴、栄養不良を招くことがあり、貧血や蛋白不足、リーキーガットなどを伴い、全身の疾患の源になることがあります。
IBS(Irritable bowel syndrome)
様々腹部の不具合に対して検査の結果潰瘍などの明白な異常が確認できない場合、上記のIBSという診断に至るケースがあります。
上記の診断を受けた方の中には実際にはSIBOを合併しているケースが多くあると考えられています。
様々アメリカでの研究では、IBSと診断されている人の78%にSIBOが合併していたとの報告があります。
SIBO、IBS、FD(Functional dyspepsia)は酷似しており、相互に共通する部分も多いと考えられています。
小腸内細菌異常増殖症(small intestinal bacterial overgrowth:SIBO)について
異常増殖した細菌はヒトが食べたものをすぐに餌として発酵し、小腸内で膨大なガスを発生させ多くの腹部症状を醸します。
様々SIBOはまだ比較的新しい病名で、腹部膨満感や下痢、便秘などIBSやFDなどと酷似した病態を示する疾患で、昨今増加する傾向にあります。
しかしながら、診断およびや治療法もまだ一広く確立されていないため、IBSやFDなどの疾患として治療するケースも多いと考えられます。
ある調査ではIBSの60~85%にSIBOの併発が確認されました。
SIBOでは小腸内に水素やメタンを主としたガスが発生ため、腹部膨満、鼓腸または腹部不快感をきたすのです。
細菌増殖防止策として胃酸、膵液・胆汁などの分泌、分泌型IgA腸管蠕動運動、回盲弁の存在などが関与していますが、咀嚼を十分に必要としない小麦製品の多食による小腸内での腐敗を原因とする吉野敏明氏の説明から理解すると昔の日本食をよく噛んで食べることで、問題を解決できることが大いに推察可能なのです。
これに対してネットで得られる情報は原因・症状・検査方法・治療法などが得られますが、吉野敏明氏の小麦原因説が確かならば、4毒抜くことでSIBOの心配が大幅に減ってくれると思います。
とはいえ、4毒抜いた生活を続けても特定の何かを食べて不快な症状が現れる場合は、食品添加物であったり、エストロゲンと構造の似たイソフラボンなどを疑って対応を考えるのが得策かと思います。
まとめ
4毒抜いても未だに解決しない私です。実は考えられるのが歯に問題点を抱えていて、よく噛めないことが災いし、小麦ではないにせよ、食べたものが不完全な消化状態で小腸に運ばれていることが原因ではないか。あるいは飲酒の量をもっとセーブしなければいけないのではないかなどと、探りながら健康ライフを送る日々であります。