Cobaringの若返る健康法を伝授!

伝統的な日本型食生活を腹八分目食べることで瘦せられるばかりか健康を維持することができる簡単で経済的な若返る健康法です。

ご飯が太るわけがない理由

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※括弧内は柏原ゆきよ先生のコメントです。

森谷敏夫先生

柏原ゆきよ先生がご自身のYouTube動画の中で森谷敏夫先生を招いて当サイトの推奨する食養理論に寄り添った理論の展開をしてくれているので取り上げて見ました。
森谷先生は京都大学名誉教授。運動生理学、スポーツ医学を専門とするスペシャリストです。
引用動画👇
https://youtu.be/Q4PVjbkEOYE

糖質制限

柏原ゆきよ先生は巷で声高に囁かれている「糖質制限」について森谷先生に話を聞いてみました。
Youtubeで情報収集する人が増える中で、著名なドクターなどが「糖質はよくない、お米を控えなさい」と仰ったりするので、「ご飯を食べるのが不安だ」 という人が多いという。
森谷先生もビールなども普通に糖質カットと食品全部が糖質カット、麺のかわりにこんにゃく、握り寿司のシャリの部分が大根とかとことん糖質が悪者になっていることを憂えている。
そんな中森谷先生は糖質制限については疑問符を投じてきたという。
研究者の立場から考えてもなぜそうなってしまったのかなという疑問と、内科医の先生自身もある調査を見た結果6割近い内科医の先生方が「糖質制限は正しい!」というアンケート調査があるという。
内科医の先生自身も糖質制限をしているというお医者さんが5割にも及ぶという。

この背景には医学部では栄養学はほとんど学ばないということが原因として考えられるという。
医師の国家試験に栄養の問題とかはなく、森谷先生の専門の運動生理学の問題は1問も出ないと言う。
基本的にお医者さんの大半が栄養学がそれほど得意でないと指摘しています。

10人に1人が糖尿病

糖尿病とかを診られている先生方や栄養士の方も、糖尿病の患者さんが増えてきて、世界的に10人に1人が糖尿病という現状に対して糖質の摂りすぎが良くないのだろう、糖質を摂ると血糖値が上がってインスリンを必要とすると言うことで糖質を制限することで膵臓の機能を悪くしないようにと糖質の制限が生まれたのであろうと推測しています。
実際、糖尿病の患者の方が糖質制限を行うということは、治療目的とか医学的にも正しいと思って行っておられるようなのですが、健康な人がこれから糖尿病にならないためにも糖質制限をした方が
よいのか、糖質を摂りすぎるから糖尿病になってしまうのか、太っているひとは糖を摂りすぎるとインスリンが過剰に分泌されて余剰になったエネルギーは脂肪になってしまうから、血糖値が上がらない方が太りにくいから、糖は摂り過ぎない方がいいのではないかと結論付けてしまったわけです。
実際お医者様も糖尿病の根本的な原因についてはよく解っていない方が多いように見受けられると仰っていました。

デフロンズの実験

しかしながら、低糖質神話が闊歩する中で、ここ何十年とお米も砂糖も消費量が減少する一方で糖尿病もメタボも増加している現状を捉え、原因は糖質の摂り過ぎではないのではないかとデフロンズという先生がある実験を行ったという。
身体の筋肉、脳を含めた各臓器の動脈と静脈にカテーテルを入れて、その差で糖がどれくらい消費されているかという測定を世界で初めて行ったそうです。
すると、最も消費の多かったのが脳で、摂取した糖の20㌫も消費していたことが明らかになりました。しかも、エネルギー源になるのはブドウ糖で脂肪やアミノ酸はエネルギーにしないのは当サイトの主張と同じであります。
もう一つお医者様の知らないこととして、2番目に糖を使うのは筋肉であることだそうです。摂取した糖の7割は筋肉で消費している脳と筋肉で消費していることになります。
これが通常の健康な人の割合なのです。
つまり残りの1割が腎臓や肝臓すべて臓器で使われ、脂肪細胞も少し糖を取り込むが、それら全部合わせても1割だという。
脳が優先的に糖を使い残りは殆ど筋肉で消費することがこの実験で明らかになったのです。

糖質制限をすると何が起こるか

糖質制限をすると何が起こるのかというと、脳の栄養を食べないということ。糖尿病がなぜ起こったのかというと、実は糖尿病の患者さん2型の糖尿病の患者さんの同じ研究では、筋肉で7割ぐらいの糖質を健康な人は消費していますが、それが実際の30㌫前後ぐらい健康な人の半分以下になってしまうそうです。
筋肉で糖を取り込む量が大幅に減っているわけです。

脳に関してはやはり同じ人間ですので脳は優先的に糖を大事に摂るので脳で摂っているエネルギーの量は1日の20㌫ですから健康な人と一緒なのです。
そうすると何故筋肉が糖を取り込めなくなったのかという話しになるわけですが、ブドウ糖というと糖質のエネルギーは勝手に細胞に行って使われるのではなく脳の細胞とか筋肉の細胞とかで使われる時にはブドウ糖を特別に運ぶ運搬車グルコーストランスポーターがブドウ糖を運ぶのです。これを動かす原動力となるのがインスリンであったり、運動をしてエネルギーを使った時には「エネルギー不足だよ!」というシグナルによって筋肉は血液中のブドウ糖をいくらでも取り込んでくれるのです。(つまりインスリンの働きが必要ない取り込みがあるということです。)
運動をしてエネルギーを使っている時にはインスリンとは全く独立したメカニズムでブドウ糖は筋肉に運ばれるのです。何故かというと筋肉は我々が動くために神様がお造りになった臓器だからだと森谷先生は語っています。

筋肉が動けば脂肪も燃やすし、糖質もいくらでも使う。健康な人だと1日の糖のエネルギーの70㌫を筋肉が消費してくれるのです。
立ったり座ったり歩くだけでエネルギーを3倍も使うわけですから(激しい運動でなくて良いわけですね)要は立ったり座ったり筋肉を動かすその時々に必ず筋肉は糖質を使うわけです。あるいは脂肪を使ってくれるわけです。ですから筋肉はもっと大量に糖質と脂肪を燃焼する臓器、この臓器を糖尿病の患者さんて結構運動があまり得意ではなくて嫌いな方が多いのです。

何故糖尿病がここまで増えてきたか

何故糖尿病がここまで増えてきたかという事がここからの話になるのです。結局糖を沢山摂って糖尿病になっているわけではなくて運動不足になって使わなくなってきた、だからあまりご飯を減らしても筋肉で使って運動もしないので糖質が少し余る。そうするとインスリンというのを膵臓から分泌してその糖を身体の中にグリコーゲンとか脂肪として蓄えると運動不足の人は万年運動不足ですので、あまりご飯を食べなくても普段なら筋肉で消費していた糖が十二分に消費できないわけです。そうするとその度に膵臓を酷使してインスリンを分泌して悪循環が起こって、それが1年、2年、5年となって膵臓が疲弊していった時に十二分なインスリンがだせなくなったりインスリン抵抗性といって、なかなかインスリンの効きが悪くなってくる。その事で結果的に糖尿病が発症するわけです。今の糖尿病というのは遺伝とかよく言われているのですが実はそうではないのです。アメリカのNASAの宇宙飛行士についての研究で宇宙飛行士は二週間の無重力フライトで帰ってくると糖負荷テストというのを行うのですが糖尿病の検査をやりますと糖尿病の患者さんより圧倒的に悪くなっているのです。
(無重力状態だと筋肉全然使わないですよね)だから二週間の間超運動不足を宇宙飛行士は経験するのです。
(たった二週間でそこまで悪くなるってことですね。)
その時に例えばブドウ糖を運ぶ運搬車がどれくらいの数になるかというと半分以下になる。
(あっという間に減るんですね。)
通常の人でも運動不足が長く続くとブドウ糖を運ぶ運搬車のタンパク質が半分になると言われているのです。2~3ヵ月ぐらい運動不足だとブドウ糖を運ぶ運搬車が運動不足で減ってしまうと同じ数ための糖を代謝しようと思ったらインスリンを2倍ほど出してピストン運動しないと糖が代謝できなくなります。だからその分膵臓が陋弊(ろうへい;悪い風習。悪弊。陋習。)しやすくなります。遺伝で糖尿病が起こると言うのは全くおかしくて糖尿病はごく最近の病気なのです。いつ頃から始まったかというと私(森谷氏)が5歳、つまり昭和30年に糖尿病を診断する基準が日本でできたのです。医師会でその頃から初めてカルテに糖尿病と書くことができたわけです。その時を1としたら今の数は少なくても43倍になっているのです。ということは糖尿病だったご婦人が僕(森谷氏)が生きている間に一人で43人の子供を産まないと話が合わないことになります。糖尿病の遺伝が全くないご主人だと生まれてくる子供さんの一人が糖尿病で一人が糖尿病でないとなりますから86人の子供を産まないといけない。
(やはり遺伝の要素も生活習慣病だということ)
当然家族性のものもありますが殆どが生活習慣病なのです。
これが今の日本人に多い糖尿病なのです。
身体の90㌫の炭水化物は脳と筋肉で消費されるように我々のオリジナルの身体はできているのです。
(しっかり消費もできるし取り込むのもインスリンだけではなくて筋肉と、しかも圧倒的に筋肉がメインだということ)

7割の糖を筋肉が消費するわけ

筋肉が運動していて筋肉にエネルギーが少し足りない状態を作ればインスリンは全く必要とせずに別のやり方でグルコースの運搬車を動かすことができると言うのが京都大でも明らかにした事実なのです。
糖尿病の根源となっているのはやはり背景に運動不足がある。だから糖質をただ単に制限しても解決にならないのです。
(やはり血糖値が不安定になった時に食事だけでコントロールするのは難しいというか無理だということですね?)
それよりは効果的に筋肉を動かせば1型の糖尿病であろうと2型の糖尿病であろうと肥満の方でもガンの患者さんでも関係なく筋肉が糖を取り込む時にはインスリンは全く要りません。それが非常に大事なことなのです。
今よく言われているのが食後の血糖値が高くなる頃に運動しなさいというのですが、それはまさしくその通りで運動時には独立したメカニズムで糖が代謝できるということで運動をお勧めしているわけです。
(筋肉が取り込む力が落ちてしまった場合も復活しますか?)
最近の研究ですと2~3ヶ月ウォーキング・ジョギングをやりますとグルコーストランスポーターが元に戻るだけではなくて1.2倍ぐらい20㌫30㌫上乗せになる。よく運動している人は糖を優先的に取り込めるようになる。
(じゃあその状態の時に糖が足りいないって言うのはものすごい身体にとってはうまく回らない状態になっているという事ですね?)
だからアメリカのスポーツ医学会などではよく運動する人では一日のエネルギー比率にすれば70㌫のエネルギーを炭水化物で摂りなさいと言っているわけです。
例えばシンクロナイズドスイミングの方々などは一日5,000㌔㌍ ほど摂るわけです。それの70㌫というと3,500㌔㌍を炭水化物で摂るということになります。あるいは陸上長距離の選手などでもそれぐらい食べないと低血糖になってしまうわけです。
ということで普通の人でしたら少なくても60㌫と言われています。

(その辺はちゃんと食事基準にもなっていて、なので私6:4で6割と言っているのですけれど、6割ってびっくりされるのです。)

呼吸性

我々身体の何をエネルギーとして使っているのかということを調べる時に呼気ガスを分析するのです。取り入れた酸素に対してどれだけ炭酸ガスを出すかと言うことで身体が炭水化物を燃料としているのか、脂肪を燃料としているのか、基本的に蛋白質はエネルギーとして使わない、飢餓難民の時以外は使わないので糖質か脂肪なのです。
呼吸性というのを調べるとどれくらい燃えているか判るのです。普通は呼吸性が0.85という事でじっとしている時に使われるエネルギーは大体50㌫とは炭水化物、残りの50㌫は脂肪なのです。つまり半々なのです。だから一日中座って何もしない方ですと50㌫ぐらいの糖質をエネルギーの比率として摂らないといけない。ところが歩いたりすると筋肉を使います。そうすると呼吸性が少し高くなって、どちらかというと糖質を優先的に使います。なぜかというと脂肪はなかなか燃えにくいので運動中はどちらかというと運動すればするほど糖分を余分に使います。ですからある程度活動的な人ですと50㌫だと恐らく足りなくなるだろうから60㌫にしましょうと言っているのです。ですから60㌫、残り40㌫を脂肪と蛋白質で摂る。アメリカのようにスポーツ医学会ではスポーツをする人はより強度の高い運動をするので糖質をどんどん使うから最低でも70㌫のエネルギーを糖質で摂りましょうということにして推薦しているわけです。
日本の糖尿病学会では食事に関する推奨値もそうなのですが、糖尿病の患者さんでも極端に糖質だけを減らすと言うのは効果的でないし、それはエビデンスとして十分でないのでお勧めしていないと
(他の病気も増えてしまいますよね。)
ですから糖尿病学界が進めているエネルギーの比率は55~60㌫を炭水化物で比率で摂りましょうという事です。
ですから糖尿病の患者さんでもよく運動をしている人であれば60㌫くらいまで摂ってよろしい。あまり運動していない人ならば55㌫で足りるでしょうということなのです。

糖質制限がもてはやされたわけ

あと若い女性が極端に炭水化物制限を好んでやる理由は、これはアメリカの臨床栄養学雑誌、アメリカでは一番レベルの高い雑誌に1999年頃に論文が出ました。それは糖質制限は体重が落ちるのですが殆ど脂肪は燃えないという実験なのです。どんな実験をやったかというとアメリカの男女性を4日間に1日440~450㌔㌍しか食べさせない。
(超低カロリーですよね。)
それを4日間連続でやりました。そうすると蛋白質も足らない、脂肪も炭水化物も足りないわけです。そういうのをわざと実験的にやりました。体重を測ったら4㌔~5㌔も落ちたのです。
これはおかしいことです。皆さんは糖質制限をすると極端に体重が落ちる。逆に糖質を摂ると急に体重が増えるのです。そういうことを経験しているのです。このメカニズムというのはアメリカの臨床医学雑誌で証明されているのです。糖質を極端に制限すると何か起こるというと脳の栄養すら足りないわけです。脳だけで400㌔㌍も要るわけです。全く炭水化物を摂らないと脳は死ぬわけにはいかないのであらゆることをするのです。まず最初の自分の非常食は肝臓に蓄えられたグリコーゲンを分解して脳のエネルギーを足します。それでも足りないので
(食事で入ってこないと身体にあるものを使って、まずは肝臓から)
歩く時にも糖質が足りないので、筋肉のグリコーゲンを分解して筋肉が動きます。問題は筋肉・肝臓に含まれているグリコーゲンというのは1つの分子に対して水が4倍結合している。筋肉は非常にみずみずしく重いわけです。男性の身体の概ね六割が水で構成されているので、女性は筋肉が少なくて脂肪が少し男性よりも一般的に多いので55㌫が水で構成されているというのはよく知られています。その水がどこにあるかというと、筋肉が沢山ある人はその中に、筋肉と肝臓、良いグリコーゲンが水4倍と結合しているわけです。

糖質制限開始時沢山の水分が出ていく

つまり、糖質制限をしました。3日経ちました。肝臓と筋肉のグリコーゲンがどんどん消耗されていきます。その度に身体から水が4倍出ていくわけてす。多い人では3㌔㌘~5㌔㌘まで体重が落ちました。でもそれは5㌔㌘の脂肪が落ちたわけではないのです。
1㌔㌘の身体の脂肪を我々専門的には7,200㌔㌍で計算するのですが、こけは少し難しいのですが、一応7,200㌔㌍エネルギーを消費したら身体の1㌔㌘の脂肪が取れますし、7,200㌔㌍貯まれば1㌔㌘太ると言うことです。
そうすると7,200㌔㌍というと若い女性のエネルギーですと4日分の食事に相当します。朝昼晩×4日分。4日分の食事を2倍ずつ食べたら1㌔㌘太ります。
(計算上そうなりますよね。)
2㌔㌘痩せたかったら8日断食しないと話が合わないことになります。ですから、この炭水化物を極端に制限したら4日間で4㌔㌘も体重が落ちたのですが、その間、脂肪はほとんど取れなかったのです。つまり、糖質制限をするとグリコーゲンが身体から分解して、その度に水が4倍出るのです。所謂“水の泡ダイエット”なのです。
皆さんは食事制限、特に糖質を制限すると翌日あるいは翌々日に体重が減っていくものですから「あら私すごい痩せたわ♪」と喜ぶのですが、それは痩せているのではなくて水が出ただけなのです。
(脂肪はほとんど燃えていないって事ですよね。)
「私もう2㌔㌘も痩せたの」って、2㌔㌘を2日で痩せられるはずないのです。小学校2年生の算数ですよ。2㌔㌘の脂肪は8日間全く飲み食いせずに普通通り生活したらなくなるエネルギーです。
という事で皆さんは糖質制限であまりにも極端に体重が落ちるので、素晴らしいダイエットだと思うわけです。逆に急に糖質が欲しくなる。当然の事なのです。脳の栄養もないのですから。
そうすると「ケーキ1つ350㌔㌍だから」とその時は正しく計算できるのですが、「2つ食べても大丈夫よ」と言ったりするのです。「2つ食べたって700㌔㌍」「太るはずない!」と思うのです。ところが実際食べると、夕方には「何か喉が渇くわね」となるのです。摂った炭水化物が今度は身体のグリコーゲンになる時に水が4倍要るわけです。だから喉が渇く。でも多く人は「水はノンカロリーだから」「烏龍茶にしよ」と飲んで寝て翌朝、体重計に乗ると今度は体重が4倍重くなるわけです。そうすると昨日まで痩せていた2㌔㌘の脂肪が(一気に戻ってきますね。)「あらっ、お母さん~!!涙」となるわけです。
それで多くの人はまた炭水化物減らしてまた落ちる。それを延々と続けていくので、多くの人はいつしか「ご飯食べると太るのよね」とご飯は太るという(悪者になっていきますよね。)。
お医者さん方は糖尿病の患者さんをメインに見てて、「糖質制限はいいですよ」と言われているから、TVのCMも糖質ゼロのビールが出ましたとか社会の動きが糖質ゼロ糖質ゼロと糖が少ないほど健康だと言うイメージがあるから多くの人はいつしか糖は悪者だという風になったわけです。
しかし決してそうではないのです。もう1個言っていくと多くの人があまりにも糖を制限して脳の栄養が毎日ない状態で肝臓のグリコーゲンがカラカラの状態で1日3日4日糖質制限したら次どうなるかという事です。
(水が抜けて)
水が抜けて痩せていって、それでも皆さん食べなかったらどうしますか?
(身体は、脳はほしがりますもんね。)
脳は1日400㌔㌍要るので、アフリカの飢餓難民と一緒なのです。難民の方は食べ物なかったら1日2日3日4日経ったら何しますか?

糖新生

脳は基本的には糖質なのです。でもその糖質が来ないと、自分の筋肉を分解して糖新生というプロセスで自分の筋肉からエネルギーを合成する。
(だから口から糖質を摂らなくても身体の中で糖を作り出してしまう。)
身体から自分で脳に必要な糖分を作るのです。
そうやっているから運動をしない人で糖質制限すると筋肉が減っていくから体重が減っていくわけです。「これ素晴らしいわ!!」と思ってしまうわけです。
(脂肪は減っていかないのに…)
それが今から続いて多くの人が30歳、35歳になる頃には身体の全身の筋肉、特に下半身の筋肉は1年に1㌫減っていくのです。運動しないから
(普通に生きているだけでどんどん減っていく。)
筋肉の蛋白と言うのはどうしても加齢ともに減っていくわけです。そうすると今筋肉がない方が、1年に1㌫のスピードで筋肉がなくなったら、60歳70歳80歳になったらもう車椅子です。足の筋肉がなくなって立てないということになります。それ以上に、いわゆる隠れ肥満といって今若い女性に非常に多いのです。スリムに見えるけれど、ぷよぷよとして脂肪が沢山ついていて食事したら腹筋もないからポコっと下っ腹が出る方。その人達、自分で判っているはずなのです。筋肉がだんだん削ぎ落ちて脂肪はついている。だから筋肉で脂肪と糖質を最も大量に消費するのに、筋肉でエネルギーをいっぱい使うから体温も上がるわけです。ですから糖新生で筋肉が減ると冷え性になる。冷え性という事は筋肉でエネルギーが使えない状態、そうすると、どんどん低体温で冷え性で尚且つ筋肉も今まで以上に脳が食べていって(どんどん減っていくから)代謝が減って筋肉が減れば究極はもっと太りやすくなる。筋肉が減れば減るほど、代謝が落ちるわけです。ですから余計に肥満が目立つ。
(糖を処理するところの筋肉が減るから血糖値が上がりやすい。)
だからゆくゆくは皆さんはスリムでスタイルが良いのだけれども、あまり太っていないように見えるけれども、脂肪が多くて筋肉が少ない人は筋肉で糖が十二分に代謝できなくなっていくので糖尿病のリスクが非常に高くなるわけです。そういう方が妊婦になってもともと運動嫌いだから更に運動をしないとなると妊婦糖尿病が今の若い人に非常に多いのです。運動する事が嫌い、尚且つ妊娠中でも太ると嫌だからと言って妊娠中でも糖質制限する人がいて胎児は脳が大きいのに、脳から発達しているのに子どもの方にエネルギーが全く来なかったら子どもの脳の発育発達も悪くなるわけです。 ですから産婦人科の先生は糖質制限をする女性を非常に嘆いているのです。自分の胎児にも影響を与えるということなのです。
産まれてきて1歳2歳になったら糖質制限を子どもにまで加える。「キャンディーはダメだ」「炭水化物はダメだ」といってご飯もあまり食べさせない。赤ちゃんの身体って体に対して頭が大きいので脳のエネルギーはすごいのです。全体の2割どころではなくて3割4割使います。それも全部糖質です。その辺もちゃんと勉強して欲しいと思います。
(ありがとうございます。本当何か食べる糖を抑えるだけで解決するのは難しい…)
難しいですね。まず皆さんに大事なのは筋肉をよく動かすという事ですね。筋肉を動かす事によって筋肉の蛋白質の量を一定に保てるような動きができるわけです。だから今「朝たん」朝蛋白質を食べましょうというのが流行っていますけれど、皆さんの筋肉って24時間分解と合成作る方がずっと動いているのです。ですから夜食べて、朝方までには蛋白質は全部使われて朝起きたら食事しないと蛋白質・アミノ酸がマイナスに働きます。そうすると、朝から皆さんの筋肉は分解の方が勝っていくのです。ですから最近、朝蛋白質を摂りましょう言われている。だから「朝たん」ではないのです。その時に炭水化物も摂るから、筋肉にグリコーゲンがあるから分解が進まないのです。
(蛋白質だけだとダメなんですよね。)
蛋白質と糖質を摂るという事で血糖値も多少上がりますけれども、それでよく運動するとインスリンも出ると蛋白の取り込みが良くなるので、筋トレの選手やボディビルダーは蛋白を摂るけれどもあの中には必ず炭水化物も一緒に入っているわけです。それによって、ちょっとインスリンが出る事でアミノ酸の取り込みがよくなるという事。ですから朝は和食を中心に食べる。お魚を食べて、豆腐と具沢山のお味噌汁にご飯をしっかり食べる、これで十分なのです。これをするから、朝から糖が満ちているから基礎代謝も上がるし、我々の研究では同じトータルカロリーでも糖質が60㌫入った食事なのか脂肪が多めの食事なのかという時に食後のエネルギーの発散が違うのです。炭水化物が多い方がエネルギーが無駄遣いされるので身体には残りにくいのです。
(だから太りにくいという…)
決してご飯は太るのではなく、ご飯食べて急に体重が増えるような人は、普段から炭水化物がないから、そこにちょっと炭水化物が入ると水が4倍結合して重くなる。そうではなくて普段からちゃんと60㌫程度の炭水化物をエネルギーとして摂っておいてみずみずしい身体にしておく。体重が1㌔㌘2㌔㌘脂肪がついて増減するはずがないのです。
(でも皆さん1㌔㌘増えただけで『あ゙~っ!!』って笑)
そんな1㌔㌘の脂肪はつかないのです。
(そう簡単にはつかないですよね。)
炭水化物が足りなかったら入ったりとか、あるいは塩分が少し多い食事をした時に水分が身体に入ったりという事で1㌔㌘の脂肪が上下するわけでは絶対ないのです。1㌔㌘脂肪は人の4日分の全ての食事です。1㌔㌘太るのでしたら4日分の食事を2回ずつ食べないと太れないのです。
(ちょっとした食べすぎぐらいでは太らないって事ですね。)
むしろ炭水化物の方が発熱するし、体に残らないので是非そちらの食事を選んで下さい。普段から炭水化物を抜いている人は初め食べ始めたら少し重くなります。それはみずみずしい身体に変わっただけなので決して脂肪がついたわけではないのです。その辺をちゃんと頭の中で理解して実践していくと非常に健康的な筋肉を無くさない健康的な食事ができるのです。
(筋肉の糖の取り込みが落ちている人たち運動したら良いのですけれど激しい運動とかでなくても大丈夫ですよね?)

交感神経からアドレナリンというホルモン

今、NEATといって非運動性熱産生つまり生活活動…
(NEATって引きこもりじゃないですよね?笑)
Non-Exercise Activity Thermogenesisと難しいのですが、朝きて皆さんが寝るまで16時間も起きている、もっと起きている人もいますが、その時に一日中座っているのか、16時間暇があったら少し立ったり手を伸ばしたり、携帯をいじったり、階段を昇ったり、運動という運動ではないのですが生活の中で体を動かしますよね。それには必ずエネルギーが、筋肉がエネルギーを消費してくれますのでそれを増やすということなのです。
(姿勢をしっかりキープするというだけでも違いますよね。)
インナーマッスルとか、色々な筋肉、外目だけではなくて中にも筋肉が沢山ありますので、それをきちんと、いつもゴロゴロしているのではなくて笑
(あぁ耳が痛い笑)
アップライトで生活して
暇さえあれば、とりあえずちょこまか動くという事を意識する。その度にブドウ糖を筋肉が使いますので、糖尿病の予防だけではなくて筋肉に対しての良い刺激になる。それによってエネルギーも消費してくれるのでダイエットしなくても体重がキープできるなどメリットがいっぱいありますので血行も良くなりますし、座ったり立ったりする事で血圧の調整をしないといけない。は自律神経が行っていますので太る人って自律神経の特に交感神経が弱っている人が太ると言われていて脂肪を燃焼するときは交感神経からアドレナリンとかノルアドレナリンというホルモンが出るのです。

やせるホルモンアドレナリン

皆さんの身体についた中性脂肪というのはアドレナリンが中性脂肪の先っぽに到達するとホルモン感受性リパーゼと言うのですが、中性脂肪を細かい遊離脂肪酸、使いやすい脂肪酸に変えてくれるのは、実は交感神経のアドレナリンなのです。アドレナリンはいつ出るかと言うと運動している時なのです。だから運動している事で脂肪の分解が進みやすくなるわけです。
(1日の中で細かくちょこちょこ動くというのがいいわけですよね。)
じっと座っていると一定の状態になるので自律神経が動かないので、ちょっと立つとか、この瞬間に、すごい時に神経が動いていますので、ずっと立っていると、立ったままだと血圧も呼吸数も一緒になってしまうので、これもまた自律神経が動かない。自律神経を活発にするには変化が要る。姿勢の変化、あるいは運動の強さを変えて色々な変化をやるという事が一番自律神経を強くしてくれる。それによって冷え性の改善にもなりますし、これも皆自律神経なのです。熱を出して体温を高める働きとか、血圧の調整が悪い人で、なかなか血圧調整がうまくいかない人とかというのも実は自律神経が少し弱っているのです。ですからそれをしっかり鍛えて上げると実は食欲の調節も自律神経が行っているので自律神経が元気になると勝手に身体がダイエットしてくれる。
(本来普通に食べて普通に生活していれば太らないはずなのですよね。)
私も今72歳(2022年時点)ですけれど太ったことないのです。たぶんこれからも太らないと思いますけれど、ですからそれにはきちんと生活、食事・運動この両輪をいつも意識して、あと睡眠ですね。7時間睡眠きちんと規則正しく生活する事が一番。特に若い方、今からこれから何十年も生きていかなければいけないので早い時期から病気になると大変です。
(その土台として食事をしっかり整えて、そして楽しく動くと。)
決してスポーツジムに行ってがんがん運動しないといけないというわけではなくて、普段の生活の中でちょこまか階段を使うとか立ったり座ったりを頻繁にするとかTV観ている時でも何とか手を上げて動かすとか、とりあえず自分の意識改革で何とかなりますので…。
(糖質の大切さが伝わったのではないかなと思うのですけれど。)
動けばいくら糖質を食べても大丈夫ですよ笑。マラソン選手なんか何千㌔㌍も糖質摂るわけですから。ですから筋肉は神様が動くためにお造りになった臓器で、この臓器が最も糖質最も脂肪を燃焼してくれるのです。この筋肉をなくさないように筋肉をしっかり使っていると脂肪も糖も全部燃焼するからほとんど問題ないという事です。
(メカニズムを知ると、な~んだ♪ってなりますし世の中のお医者さんが言っている事が「あれ?」っていうのも沢山あるという事ですね。)
だから遺伝ではなくて一番健康が管理されている宇宙飛行士ですら2週間運動不足すると糖尿病になってしまうという事なのです。決して遺伝ではないという事なのです。
(改めてうかがって、やっぱりそうだっていう…)
そうですね。是非皆さんもこのチャンネルをずっと観て勉強してください。
(ありがとうございます。たぶんすごい情報量が皆さんに伝わっているので何回か繰り返しで観ていただいて…)
また宜しくお願いします。
(またちょっと改めて色々教えていただきたいと思います。今日は貴重なお時間ありがとうございました。)

当サイトからすれば低蛋白でも腸内細菌がアンモニアを回収して体蛋白を合成してくれるという説も紹介していますので、もっと澱粉の比率を上げて、蛋白質の比を下げても良いのかなとか、米の糖質をエネルギーにしている時は米の蛋白質はエネルギーにはならないのかなとか、若干の疑問は残りますが、私の継承する食養理論と寄り添うところがありますので、嬉しく思います。