バターコーヒーでダイエット?
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MCTオイルによるダイエット
最近バターコーヒーを朝食と置き換えてダイエットする方法がブームになってきました。
ただ単にパンに塗るバターをコーヒーに溶かし込んだものを朝食代わりに飲むと言うものではなく、最低でも無塩バターで更にMCT(Medium Chain Triglyceride)オイルをコーヒーに混ぜ込んだものを朝食に置き換えて食すというものらしいです。
普通にスプーンでかき混ぜるよりも電動ブレンダーでクリーミィに仕上げるとコーヒー嫌いもノーシュガーで飲めるほど美味しく出きるようです。
カップ内で使用できる電動ブレンダーがザ・ダイソーで入手できる情報もネットで紹介されていました。
クロロゲン酸
コーヒーに血糖上昇を緩慢にしたり、高血圧を改善するクロロゲン酸の存在があるのはよく知られていますが、バターコーヒーダイエットについてはこれらの効果に期待しているものではないことは明らかです。
ただ、生命活動においては脳と神経が必要とするエネルギー源はブドウ糖です。体脂肪を燃やすにもブドウ糖が必要なくらいなので、膵臓負担にならない穏やかにブドウ糖に変わる食物の摂取を声高に伝えて参りました。
体蛋白をエネルギー源
ブドウ糖が枯渇した際にはケトン体も脳のエネルギー源として利用されることは広く知られており、順調に中性脂肪からケトン生成のルーチンを踏んでくれれば良いのですが多くの場合、糖を得やすい体蛋白を分解して自身の体を蝕んでいきます。
ケトンを生成しやすいMCTオイル
ところが、このバターコーヒーダイエットに使用される消化吸収分解に優れたMCTオイルはエネルギー化しやすく体脂肪として蓄積されにくいだけでなく、LCT(Long Chain Triglyceride)の10倍ケトン体を生成できるのでブドウ糖の枯渇時に中性脂肪から生成されるケトンに期待する必要がない。延いてはブドウ糖不足から導かれるドカ食いによるリバウンドや体蛋白の消失が少ないと考えられます。
アルツハイマー改善にMCTオイル?
アルツハイマー症を患った多くの人は脳がブドウ糖を利用できなくなっているといいます。
どんな食事をしてきたのか興味深いところです。
私が継承するところの主食メインの副食少なめの伝統的な日本型食生活を送っていればアルツハイマーなど起こらないと思うのですが、そんな患者でもケトンを脳のエネルギーとする力を残っているようなのでMCTオイルへの期待が高まっているようです。
というのも通常ケトンはブドウ糖枯渇時でないと得られませんが、MCTオイルは体脂肪にならずにエネルギー源として利用されやすい為その期待が高まっているわけです。
まとめ
通常ケトンが体内に増えると体液が酸性に傾き、芳しくない症状に見舞われることがそれなりに知られています。
では朝だけ冒頭で述べたようにバターコーヒー+MCTオイルで過ごし、昼と夜は私が推奨する食養法で食生活を送った場合どうなるのか。
試してみたいところですが、お勧めしませんし、実行するには勇気が要ります。