理想的なダイエット─長寿と短命は食次第
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長寿と短命の村の特徴
牧田善治氏は自身の著書の中で東北大学名誉教授近藤正二博士が36年間自らの足で調査した長寿と短命の村についての研究発表について触れいています。
自ら歩いて得たリアルなデータだけに信憑性がありますし、説得力もあります。
寿命に関わる重要なポイントを12上げていますが、特に目をひいたのが
■ご飯の食べ過ぎは短命
■魚ばかりで野菜が少ない村は短命
■大豆製品を多く食べている村は長寿
■大量の野菜を食べている村は長寿
■果物を多くとる村は短命
■大量の海藻を多くとる村は長寿
■肉の食べ過ぎは短命…
などですが、正式の調査データには目安となる量が記されているのだと思いますが、腹八分目の範疇であれば害は少なくて済むのでしょう。
ご飯が増えれば当然、おかずも増え、塩分の摂取過剰につながりますし、魚の食べ過ぎにしても、肉の食べ過ぎにしてもタンパク質の摂取過剰もさることながら、味付けなしで食べないと思いますので、ここでも塩分摂取過剰は避けられません。
やはり果物は推奨しがたい
私の継承する食の理論については、果物を積極的に摂ることを推奨していないので、近藤氏の調査報告とすり寄るところがあり、1972年当時にこの説があったのは嬉しい限りです。
すぐにエネルギーとして利用されない果糖や、瑞々しい魅惑的な特殊な液を含有する果物は、多量に食べることは望ましくないのだと思います。
大豆と寿命
大豆製品については、ざっくり過ぎて、判断しかねますが、どの大豆製品もGI値は低く、食事全体のGI値の引下げに一役買ってくれるでしょう。また納豆や味噌などの発酵食品も善玉腸内細菌の発育に功を奏し、抵抗力のアップに貢献してくれるに違いありません。
海藻と寿命
大量の海藻を食べる村は長寿というのもざっくり過ぎますが、GI値の引き下げにも一役買いますし、アルギン酸がナトリウムの排泄に活躍してくれます。ビタミンやミネラル、食物繊維が豊富なので、長寿の村のキーフードになるのは間違いありません。
肉・魚と寿命
先ほど魚や肉の食べすぎは味付けによって塩分の摂りすぎを指摘しましたが、加えてエネルギーとして使われた際の肝臓や腎臓に加わる負担は多くの慢性病の引き金になることはお医者さまに忘れてほしくない事柄です、
しつこいようですが、でんぷん主体の副食控えめの伝統的な日本型食生活で痩せて健康になった多くの事例があるので、今更伝統的な日本型食生活を否定する発言は控えていただき、良い部分をクローズアップしてほしいと考えたいところですが、こういった記事を提供できるのも異なる考え方があるからだと歓迎するべきなのでしょう。
何が正しいのか、誰が正しいのかこれからも追究していきたいと思います。