ダイエット中の女性を襲う突然死
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ダイエット中の女性を襲う突然死
ダイエット中の女子が突然望まない死を迎える現象が後を絶たないといいます。
過度のダイエットにより血液中のカリウム濃度が極端に低下していたために心室細動を引き起こす場合もあるそうです。
通常血中カリウム値は3.5~5.5mmol/lであるのに対して死に至った対象者のそれは半分以下だったといいます。
通常カリウムはどんな食品にも豊富に含まれており、不足を来すことはほとんどありません。わずかな栄養補助食品でもカリウムは摂取できるものです。
起こりにくいカリウム不足が何故起きたか?
詳しい調べによると対象者のカリウム不足は下剤の誤用が原因だったことが明らかにされました。体内のカリウムは嘔吐・下痢によって急激に失われます。
カリウムの役割
カリウムイオンは一旦収縮した心筋細胞を元の状態に戻す役割を持っているそうです。カリウムが不足すると収縮した心筋細胞を元の状態に戻せません。心筋細胞が収縮したまま元の状態に戻らない、その状態で再び収縮が始まるなどして拍動のリズムが崩れる。このようにして心室細動が引き起こされるのです。
嘔吐を繰り返し廃人になった女性
上記は下剤の乱用がもたらした不幸な事件ですが、食べ吐きを繰り返してきた女性が、救いを求めて地方から上京し、私が以前勤めていた会社が運営する組織に入会してきましたことがあります。
食べては吐きを繰り返してきて、太ってはいないものの全く年齢がわかりません。笑顔はなく、暗がりにいたところ悲鳴を上げられるほど不気味さを呈し、食べ物とともに魂のかけらまでまで吐いてきたのではと思うくらいの様相でした。
彼女は総入れ歯でした。食べ吐きをすることで胃酸が彼女の歯を溶かしてしまったそうです。
指導員の成果もあって徐々に回復していき、人間らしさを取り戻してきました。なかった生理も復活し、元の場所へ帰っていったのです。
彼女が結婚した(婿養子をもらった)知らせを聞き、ようやく人並みの幸せをつかみ、めでたしめでたと思っていましたら再び拒食症になり、今度は立ち直るどころか、帰らぬ人となってしまったとのことです。結婚によるストレスが再び彼女を拒食症に引きずり戻したとかの憶測はでされましたが、恐らく彼女の拒食症は完治していなかったのだと思います。
拒食症は完治させましょう
拒食症だった人が、本当に完治した場合再び拒食症にはなりません。正しい食のあり方を知り、健康で太らないコツを知ってしまったら、体重をキープするために食べて吐くという手段を取ることがいかに愚かだか判ってしまうからです。
拒食症になるというのは本人だけでなく家族も大変な不幸を背負います。食のあり方も幸せの重要なファクターなのです。