ダイエット失敗談③
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間違った認識
とある子持ちの女性がとんでもない認識をしているようです。自分がやせないのは糖質依存のせいではないかという理由からです。
「ティーンネージャーの頃に炭水化物抜きダイエットでやせましたが、やせてはリバウンドというのを繰返し、出産後は太ることを繰り返し、体重増進を更新し続けています。糖質依存症なのだと思います。
太っているので亭主ともうまくいっていません。人と会うのも厭になります。色々なダイエットにも挑戦しましたが、ストレスが溜まると食べてしまいます。生理前は特にです。
ストレスは年を追うごとに体重と共に増加え、子供は可愛いと思うのですが夫婦関係は芳しくなく、過食が止まりません。昔タバコを吸っていたのでタバコで気を紛らわせようかともと思っています。タバコ以外に気を紛らわせるものがあったら教えて頂きたいと思っています」
上記のような悩みを抱えている女性がいたのです。
正確に申しますと
糖質依存症などありません
。人間の生命活動において“糖”以上に重要かつ必要な栄養素はないと言えるくらいだからです。
脳と神経が機能にするのに必要なブドウ糖
だからと言って“糖”だけを摂っていれば良いというわけではありませんが、
穏やかにブドウ糖に変わる澱粉を等閑にしてしまうと、異常食欲に
苛まれてしまいます。
太っているのでご主人ともうまくいっていないと言っていますが、
糖が十分に補われていないとイライラしてご主人の情緒にまで良くない刺激
を与えてしまいかねません。それが原因である可能性が大きいと思います。
煙草が食欲に抑制的に働くと考えている人もいるかもしれませんが、太っていなかった人が煙草を吸ったことでやせたというデータが少なからずともあるとはいえ、
喫煙で健康的にやせたということではなく、決して推奨できる方法とはいえません
。
逆に煙草を吸っていた人が禁煙することで太ったという話を聞いたことがあります。しかしながら、私自身禁煙して十年以上になりますが、正しい食事習慣を身に付ければ、太ることはなく、肌もきれいになってきました。
太っているひとがやせるために煙草吸って美しくやせた実例がない
ことと、また太った女性が煙草を吸っている姿が決して美しくないことを客観視できる賢さが必要だと思います。
まとめ
何はともあれ、何度も申しますが、澱粉を主食とする伝統的な日本型食生活を腹八分目という食べ方を継続することでやせるばかりではなく、情緒も安定した健康的な生活を手にできるのです。
たとえ、異常食欲に襲われたとして、澱粉をドカ食いしたところで、一時的に体重増加に見舞われたとしても、奇麗に太り、奇麗にやせたという嬉しい失敗談を知っています。