ふとる病気・やせる病気
oO☆゜.。+o●☆.。+oO☆.○。o∞○。○o’●oO☆゜.。+o●☆.。+oO☆.○。o∞○。○o’●
薬の副作用による浮腫みで体重が3㌔㌘増
最近、歯の痛みから歯科医を訪れました。最初は歯肉炎かと思い、一晩経てば痛みも退くだろうと考え、様子を見ましたが、一向に回復する見込みがなかったので、歯科医を訪れたのでした。
歯根に雑菌が入り、炎症を起こしていたので、一通りの処置を施した後、抗生剤と鎮痛薬と胃腸薬の処方箋を受け取り、薬局でそれぞれを処方してもらいました。
胃腸薬を処方してもらったのは、抗生剤によって腸内の善玉菌が死滅してしまい、お腹が緩くなることと鎮痛薬によって胃が荒れることを慮ってのことでした。
薬のおかげで痛みは収まったものの、薬の副作用による浮腫みで顔が変わってしまいました。薬の副作用による一時的なものだとはいえ、3㌔㌘も増えたので動揺してしまいました。
幸い、この時代インターネットで容易に薬の情報が手に入りますので、処方してもらった3種類のどの薬が災いしたのか調べてみました。
胃腸薬の副作用
一番、浮腫みの原因として怪しいとにらんでいたのが胃腸薬の“S・M配合散”でした。多くの胃腸薬は副作用として浮腫みが挙げられ、腎臓病を患っているひとは服用に際して注意が必要などの文言を観たことがあるからです。
案の定副作用として次の説明がありました。
「副作用は少ないが、まれに便秘、むかつきや長期服用時に血圧上昇、むくみなどが確認されている。腎臓病患者や高齢者は、高マグネシウム血症や尿路結石にも注意する」とありました。ずばり的中した感はありましたが、残りの2種類についても引き続き調査を試みました。
鎮痛薬の副作用
鎮痛薬の“ロキソブロフェンNa錠”の副作用は「副作用としてショック、アナフィラキシー、血圧低下、蕁麻疹、喉頭浮腫、浮腫、呼吸困難、無顆粒球症、溶血性貧血、貧血」とあり、なんとここでも浮腫みの副作用の記載が確認できました。
抗生剤の副作用
そして最後に抗生剤“クラリスロマイシン錠”ですが主な副作用、重大な副作用の中には“浮腫み”は確認できませんでしたが、それ以外の副作用として100近くの副作用の記載があり、その中に浮腫みもありました。
結局どれが浮腫みの最大の原因となったかは想像の域を出ませんが、いずれにも浮腫みの原因がありましたので、3㌔㌘増えたのもさもありなんと動揺しても仕方がないと自分を諫めたのでした。
上記以外にも「抗ヒスタミン剤」(食欲に対して抑制的に働くヒスタミンに抗うため太りやすくなる)「向精神薬」(代謝が落ちる)「ステロイド」(食欲増進、ムーンフェイス、中新世肥満)などにも太る要因となる副作用(括弧内)があります。
病気による体重増加
これまでは薬の副作用の浮腫みによる体重増加について記しましたが、病気による太る・やせるについて調べてみました。
一口に太ると言っても皮下脂肪が増えるばかりではなく先の浮腫みによる体重増加もありますので、併せて調査結果を報告させて頂きます。
┏慢性腎不全による浮腫み
┠肝硬変による腹水貯留
┠甲状腺機能低下症による水分代謝異常による
┃体重増加
┠卵巣嚢腫による腹部膨満感
┠多嚢胞性卵巣症候群
┠ネフローゼ
┠クッシング症候群
┃(ムーンフェイスや中心性肥満)
┠非定型性鬱病
┠更年期障害
┗糖尿病
ここでそれぞれの病気について専門ではない私が詳しく述べるのは身の丈に合いませんので、原因不明の体重増加を確認したら、上記のようなやまいが潜んでいる場合がありますので、受診することが望まれます。
病気によるやせ
上記とは反対にやせていく病気について調べてみました。特にダイエットもしないでやせてきた場合、やせて喜んでばかりもいられない恐ろしいやまいが潜んでいる場合があるので注意が必要です。
┏癌
┠結核
┠エイズ
┠亜急性心内膜炎
┠副腎不全
┠汎下垂体機能低下症
┠甲状腺機能亢進症
┠慢性閉塞性肺疾患
┠心不全
┠関節リウマチ
┠肝不全
┠ジギタリス中毒
┠抗がん剤の副作用
┠アルコール中毒
┠うつ病
┠認知症
┠摂食障害
┗パーキンソン病
実際このようなやまいに冒された場合、やせていくことに喜んではいられない辛い症状に苛まれることが少なくないため、体重減少に驚く以前に受診されるとは思いますが、症状を堪えて放置していると生命の危機に及ぶことがあるので、早期に受診することが望ましいでしょう。